恋人未満のこじらせ愛
最低限の買い物以外引きこもりのまま、月曜日を迎えた。
いつも通り、通勤用の服に着替えパンとコーヒーを流し込んでメイクをし、家を出る。
電車の乗車時間は十分程。
わりと短い通勤時間だが、ラッシュの電車では確実に座ることはできないのだが。
押し合い、圧し合いながらも電車は新宿駅に到着。
ここから徒歩五分程度。
駅の案内板にもあるような大きなビル─ここが私の職場だ。
ビルの十五階から二十階までがうちの会社『双葉都市開発』が入っている。
いわゆる『不動産デベロッパー』と言われる分野の会社で、業界の中でもわりと大手に君臨している。
私の中で、唯一の自慢がこの会社に就職できたことではないだろうか。
ただ、私の所属と言えば『経理部』で、いわゆる事務員の仕事。
毎日毎日、ひたすら流れ作業のように仕事をこなしていく部署。
お金の流れを見るのは、確かに楽しい。
お金はいわば『会社の基本』だ。
どのようにして予算の割合が決まり、どのように流れていくのか、そんなことを事細かく知ることができる。
私はそれがすごく楽しく思えた。
ただ、この部署とは今週でお別れになる。
先日私に部署移動の打診が来たのだ。
とは言え、全然悲観的なことではない。
いつも通り、通勤用の服に着替えパンとコーヒーを流し込んでメイクをし、家を出る。
電車の乗車時間は十分程。
わりと短い通勤時間だが、ラッシュの電車では確実に座ることはできないのだが。
押し合い、圧し合いながらも電車は新宿駅に到着。
ここから徒歩五分程度。
駅の案内板にもあるような大きなビル─ここが私の職場だ。
ビルの十五階から二十階までがうちの会社『双葉都市開発』が入っている。
いわゆる『不動産デベロッパー』と言われる分野の会社で、業界の中でもわりと大手に君臨している。
私の中で、唯一の自慢がこの会社に就職できたことではないだろうか。
ただ、私の所属と言えば『経理部』で、いわゆる事務員の仕事。
毎日毎日、ひたすら流れ作業のように仕事をこなしていく部署。
お金の流れを見るのは、確かに楽しい。
お金はいわば『会社の基本』だ。
どのようにして予算の割合が決まり、どのように流れていくのか、そんなことを事細かく知ることができる。
私はそれがすごく楽しく思えた。
ただ、この部署とは今週でお別れになる。
先日私に部署移動の打診が来たのだ。
とは言え、全然悲観的なことではない。