恋人未満のこじらせ愛
「いや、でもうちはまだ仕事が早いほうだと言われてるぞ?かなり感謝されてる。
もっと無茶な所なんぞ山ほどあるって愚痴られたことあるぐらいだ」
……そういうもんなのか。
ふとパソコンに目をやると、メール受信のポップアップが出ていた。
クリックして開くとデザイン会社からだ。
どうやら無事に企画書が通ったという内容であった。
「よし、早く返信打てよ。エレベーターホールで待ってる」
いや課長、オールナイト一緒に行く気なんですか?連れてく気なんですか?
聞くより前に課長はさっさとフロアから出ていってしまった。
私は全力疾走で返信を打って準備をして、エレベーターホールへと向かう。
すると隅っこの壁にもたれ掛かって、携帯を見ている課長が目に入った。遠目に見ても……悔しいぐらいオーラがある。
私が居ることに気付くと、「退勤ちゃんとした?」と聞いた。
(念のため…うちは各フロア入り口のカードリーダーで勤怠管理している)
頷くと「じゃぁ行こうか」と私の腕を引っ張る。
正直私は気が気ではない。
誰かに見られてたらどうするんだ。
だからと言って…振り払って拒否る勇気もない。
もっと無茶な所なんぞ山ほどあるって愚痴られたことあるぐらいだ」
……そういうもんなのか。
ふとパソコンに目をやると、メール受信のポップアップが出ていた。
クリックして開くとデザイン会社からだ。
どうやら無事に企画書が通ったという内容であった。
「よし、早く返信打てよ。エレベーターホールで待ってる」
いや課長、オールナイト一緒に行く気なんですか?連れてく気なんですか?
聞くより前に課長はさっさとフロアから出ていってしまった。
私は全力疾走で返信を打って準備をして、エレベーターホールへと向かう。
すると隅っこの壁にもたれ掛かって、携帯を見ている課長が目に入った。遠目に見ても……悔しいぐらいオーラがある。
私が居ることに気付くと、「退勤ちゃんとした?」と聞いた。
(念のため…うちは各フロア入り口のカードリーダーで勤怠管理している)
頷くと「じゃぁ行こうか」と私の腕を引っ張る。
正直私は気が気ではない。
誰かに見られてたらどうするんだ。
だからと言って…振り払って拒否る勇気もない。