恋人未満のこじらせ愛
給湯室には無料のウォーターサーバーと紅茶のティーパック類やコーヒーがあるので、みんな自由に使っている。
私は紅茶のティーパックを一つ拝借し、タンブラーにお湯を注ぐ。
さぁ戻って仕事を再開しないと…………
「課長……」
振り返ると、課長が給湯室のドアにもたれかっている。
そして無言でマグカップを差し出す。
『入れろ』と言いたいのか。
「……自分で入れてください。昼休み終わるんで」
さっさと立ち去ろうとするが、目の前に立ちはだかる課長。
そしてぐいぐいと私は奥の流しの前に追いやられる。
「何?金曜日どこ行くって?」
ガンと流しに響き渡る音。
流しと壁と課長に挟まれて動けない体。不気味な笑みを浮かべて見つめられ、更に硬直する。
「……別に何でもいいじゃないですか」
「合コン?苦手だって言ってなかった?」
「それは過去の話ですよ。そもそも何で知ってるんですか?」
「だってお前散々愚痴って…」
「忘れてください!!」
無理矢理膝で課長にダメージを喰らわせて、その隙をついて逃げ出す。
私は紅茶のティーパックを一つ拝借し、タンブラーにお湯を注ぐ。
さぁ戻って仕事を再開しないと…………
「課長……」
振り返ると、課長が給湯室のドアにもたれかっている。
そして無言でマグカップを差し出す。
『入れろ』と言いたいのか。
「……自分で入れてください。昼休み終わるんで」
さっさと立ち去ろうとするが、目の前に立ちはだかる課長。
そしてぐいぐいと私は奥の流しの前に追いやられる。
「何?金曜日どこ行くって?」
ガンと流しに響き渡る音。
流しと壁と課長に挟まれて動けない体。不気味な笑みを浮かべて見つめられ、更に硬直する。
「……別に何でもいいじゃないですか」
「合コン?苦手だって言ってなかった?」
「それは過去の話ですよ。そもそも何で知ってるんですか?」
「だってお前散々愚痴って…」
「忘れてください!!」
無理矢理膝で課長にダメージを喰らわせて、その隙をついて逃げ出す。