恋人未満のこじらせ愛
思いがけない告白
金曜日はそのまま直帰していいとのことだったので、スケジュール前倒し前倒しで忙しい日々が続く。嫌みを言う暇もありゃしないまま金曜日だ。

六島さんはあの合コンにかけているらしく、メラメラと燃えているようだ。
凄いな…と思うと同時に、やっぱり彼女達に着いていけるのだろうかと不安になる。
当の六島さんは「早く終わったら来てもいいよ!来れなくても菅原ちゃんのリベンジ用意しとくから!」と引き込む気満々だ。
まぁ、有りがたくはある。


午後もいつも通り業務をこなしていると「そろそろ出れるか?」と課長から声がかかる。
ふと時計を見ると四時半になろうとしている。

「私は大丈夫です」
パソコンをシャットダウンして荷物を持つが、隣の石見君は何か少し慌てている。
そういえば…今朝何かミスったらしく、焦っていたな。
大丈夫だろうか。
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