君の声を
裕太が頻繁にたっくんちに
遊びに来るようになった。

私も今日も裕太来てるかなって、
毎日帰るのが楽しみで仕方がなかった。

たっくんと裕太が
キャッチボールをしているのを
見ながらお喋りしたり、
たっくんちでゲームをしたり。

ただそれだけでも幸せだった。
一緒に過ごす時間が大好きだった。

「ボーリングしたいなあ。」
裕太がふと言った一言で
週末3人でボーリングに行く事になった。

上手く投げれなかったら、
優しく教えてくれたり、
ストライクを取ると満面の笑みで
ハイタッチしてくれる裕太。

私は、どんな時も照れ隠しで
素直になれず笑って誤魔化すだけだった。
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