瑠璃色の涙
「そいじゃー、そろそろ帰ろっか」

気付けば、七時を回っていた。
秦が終わりを告げ、各々が部屋を出た後。

「.........ぁ......?」

倒れた。

誰が。

私が。

「葎?!」

遥の声が、聞こえた。


待って、やだ。私はまだ遥に

「葎、どうしたの?!!ねえ、葎!!」

なに、も...

「葎!」

瞬間、視界が暗転する。



遠のく意識で、何を思ったか。






遥の、笑顔だけだった。








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