私、花嫁にはなれませんっ!
『ま、真…鍋さん、それはキツイ』
あわわわ…非常にまずい!?よね…!?
ひろみちゃんも、最早無言タイムに入ってしまったのか、空気になろうとして夕焼けを眺めていた。
これは自分で何とかするしかない…。
「言葉がキツかったですよね…!本当にすみませんでした、天文学部の件は今回無かったという事に…」
『だから、それがキツイんだよ…』
え?と言いますと…?どういう…キツさなんだろう…
『俺がきついと思うのは真鍋さんが部活に入ってくれないとキツイって事。』
「それって…人数が足りないとかそういう状況なんでしょうか??」
恐く、私の解釈としては廃部寸前で人が足りないから、入部しないという選択をすることが、部活動的に存続できなくて、キツイって…事なのかな!?と思ったけど、、でもだとすると人は多い方が良いはず。
なんで、ひろみちゃんを連れて行っちゃダメになるの??
分かんないよ…
『ん、まあ、真鍋さんが考えてることは何となく分かってるよ、でもそれはハズレ。廃部でも何でも無いよ』
「ひろみちゃんを…友達を連れていっちゃダメな理由は何でしょうか…」
なんか、もう、涙目に、、なりそう。
答えを言ってくれなきゃ、さっぱり意味がわからない。
『入部には審査がいる。そして君はその審査をすでに合格してるって事だ。』