私、花嫁にはなれませんっ！
友達
あまりの恥ずかしさから逃げ出したものの、ちゃんと謝れば良かった…と後悔したのはそれから1時間後。

校庭に張り出されていた自分のクラス番号を確認して、私は自分の1年2組に居た。同級生になるであろう周りの子達はもう既に友達の輪を作り始めている。

「出遅れちゃったかなぁぁ…」

名前順がま行の(真鍋)私は、後ろの方の座席で、黒板前で楽しそうに話す女子達を少し遠くから眺めている。

あの人にはちゃんと謝れなかったし、友達作りは苦手だし…星座学園の生活本当に上手くいくのかな…、

「は～」

ため息が零れた。すると背中をポンポンと叩かれた。

「ふぇっ？」

『何、ため息ついてるの？』

振り返ると、ブラウンの髪色をした小柄な女の子が立っていた。

「えっと…！」

慌てて、返事をしようとしたが思わず言葉に詰まる。

友達作りに悩んでました☆とは言いづらい…。
困っていた所、その子は笑ってこう言った。

『私は、村田 ひろみ。良かったら友達になってくれないかな？』

とっても、嬉しくなって私は席から立ち上がった。


「私は真鍋 美紅！こちらこそよろしく！」

お互い雰囲気がどこかしら似ているせいだろうか。
私とひろみちゃんはその日の内にお互いを下で呼び合う仲になった！


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