Love season
ありがとう
今日は私の命日。
そう去年の今日、私は自ら命を絶った。
いじめによって私の心は切り裂かれた。
そんな中でも私のことを助けようと、親友の3人は必死に助けようとしてくれた。
けれど、私は耐えられなかった。
それにみんなにこれ以上迷惑をかけたくなかった。
だけどそれは違っていた。
死んだ日、気がつくと私は幽霊になっていた。
信じられなかった。
それからみんなの様子を見に行った。
みんなは大丈夫だろうか。
しかし、3人の関係はぐしゃぐしゃになっていた。
私のせいで、私のせいでみんなが苦しんでいた。
この時にわかった。
この人たちのために、そして愛しい人のために生きるべきだったのだ。
何度もあなたたちは悪くない!
そう叫んだ。
もちろん誰にも届かなかった。
私の愛しい人は次第に心を閉ざしていった。
授業は出ないし、せっかく告白されても断ってばっかり。
彼がそうなってしまったのは私のせいだ。
彼は私たちが恋に落ちた、私の好きな桜の木下のベンに座っていることが多くなった。
そして季節は過ぎて気がつくと桜の花が満開になっていた。
そんなある日、1人の女の子と真は出会った。
その子は真のそばにいてくれた。
そして少しずつ真も心を開いていった。