御曹司は恋の音色にとらわれる
「美味しい」

「それは良かった」

そうしていると、8種類ぐらいのケーキを乗せた、
ワゴンがやって来る。

「どれをお取りしましょう」

拓は3つぐらいとさっと決めてしまう。

「えっと、何のケーキがありますか?」

「こちらはスコーン、こちらは洋ナシのタルト・・・」

と一通りの説明を聞いて、私も3種類頼む。

3種類と言っても、いろんな種類を楽しむ為だろう、
全て少し小さめで、ぺろりと食べれそうだった。

ケーキと紅茶を食べると、本当に幸せな気分になれる。
目の前に好きな人がいてくれると、なおさら。
< 65 / 102 >

この作品をシェア

pagetop