御曹司は恋の音色にとらわれる
「お疲れ様でした」
「おう、楽しい時間を」
「ありがとうございます」
演奏を終え、ドレスのままレストルームへ向かう。
ファンデーションで、汗で流れた所をカバーし、
顔を左右に振って、ヘアを確認する。
そして、裏口からこっそり出ると、
目の前に佐々木さんがいた。
「拓様がお待ちかねです」
「夜遅くにすみません、よろしくお願いします」
「拓様に時間外手当たっぷりはずんで頂きますのでね
気になさる事はありません」
と、茶目っ気たっぷりに言う。
ルソーグループの専属運転手ともなれば、
給料に困っている事などないだろうに、
その気遣いに嬉しくなる。
「おう、楽しい時間を」
「ありがとうございます」
演奏を終え、ドレスのままレストルームへ向かう。
ファンデーションで、汗で流れた所をカバーし、
顔を左右に振って、ヘアを確認する。
そして、裏口からこっそり出ると、
目の前に佐々木さんがいた。
「拓様がお待ちかねです」
「夜遅くにすみません、よろしくお願いします」
「拓様に時間外手当たっぷりはずんで頂きますのでね
気になさる事はありません」
と、茶目っ気たっぷりに言う。
ルソーグループの専属運転手ともなれば、
給料に困っている事などないだろうに、
その気遣いに嬉しくなる。