想い花をキミに
隼太に会うまでは怒らないようにしようとか、優しく聞いてあげようって思ってたはずなのに、いざ彼を前にすると自分の感情をコントロールできない。


眠い目をこすりながら黙ったままの隼太を見つめる。
すると突然彼が、

「したい。」

って言い出したの。

意味不明な言葉に「何が?」って聞き返すと、「セックス」と彼は答えた。

この状況で「は?」って感じだけど、寝ぼけた頭でも彼の言っている事は分かった。
彼は私とエッチしたいって。

「い、いきなり何!?」

突然の事に動揺しまくりの私。たしかに私たちはまだそういう関係になっていなかったけども。

だけどこういうのはもっと雰囲気がある時に言うものであって──、
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