想い花をキミに
ま、他に人もいないしどこに座ってもらっても良かったんだけど、あんまりカウンターに近いのは緊張すると思ってあえて少し離れたテーブル席に案内したのに、「こっちがいい」と言って彼はカウンター席に勝手に座ってしまった。
そして、
「亜砂果の働いてるところじっくり見れるし。」
といたずらっぽく笑ったの。
また、亜砂果って呼んだ。
そんな事が、どうしようもなく嬉しくてたまらない。
「ま、真面目に働いてるんだから、邪魔しないでよね。」
自分の気持ちをごまかすようについ可愛くないことを言ってしまった。
そんな私の態度を気にもしないで彼は、「はいはい」と言って料理を注文し、食べ終わると「じゃ、頑張れよ」と言い残して帰っていった。
あまりにもあっさりとした彼の態度にちょっと悔しいような気分になった。
隼太はもう私に未練なんてないみたい。
一方の私はというと、自分から邪魔しないでと言ったくせに、何度も彼の所へ行き、「お水はいかかですか」「おかわりとかどうですか」なんて接客にかこつけてちょっとでも関わろうとしていた。
私の方がよっぽど邪魔だよね。
仕事中なのにずっと隼太の事が気になって仕方なかった。
そして、
「亜砂果の働いてるところじっくり見れるし。」
といたずらっぽく笑ったの。
また、亜砂果って呼んだ。
そんな事が、どうしようもなく嬉しくてたまらない。
「ま、真面目に働いてるんだから、邪魔しないでよね。」
自分の気持ちをごまかすようについ可愛くないことを言ってしまった。
そんな私の態度を気にもしないで彼は、「はいはい」と言って料理を注文し、食べ終わると「じゃ、頑張れよ」と言い残して帰っていった。
あまりにもあっさりとした彼の態度にちょっと悔しいような気分になった。
隼太はもう私に未練なんてないみたい。
一方の私はというと、自分から邪魔しないでと言ったくせに、何度も彼の所へ行き、「お水はいかかですか」「おかわりとかどうですか」なんて接客にかこつけてちょっとでも関わろうとしていた。
私の方がよっぽど邪魔だよね。
仕事中なのにずっと隼太の事が気になって仕方なかった。