想い花をキミに
見てなさいよ。
ちゃんと合格して堂々と隼太に会いに行ってやるんだから。
会えないのは寂しいけど、私の左手の薬指に光る指輪が元気をくれたから頑張れた。
そしていよいよ看護師国家試験1週間前──
図書館で勉強をしていた私の携帯に一通のLINEが届いた。
その内容を見た瞬間、私は教科書を放り出して駆け出していた。
満面の笑みを浮かべながら。
「隼太!」
そう叫ぶと私は外に立っていた彼の元へ駆け寄りその勢いのまま飛びついた。
「元気だな。勉強は順調か?」
「もちろんだよ。成績だって今じゃA判定なんだから。」
誇らしそうに目を細めて威張ってみる。そんな私を見て面白そうに
「それは頑張ってるな。偉い偉い」
と子供をあやすようにわざとらしく褒める彼。
「でしょ。あれ、でも会いに来るのは試験が終わってからって言ってたよね?今日はどうして?」
私が首を傾げると、
「これ、渡そうと思って。」
その手に握られていたのは白いお守り。
「試験は実力だと思うけど、一応こういうのもいいかなって思ってな。」
「わあ、白ってなんかいいね。ありがとう!私頑張る!」
真っ白なきれいなお守りを見て、俄然やる気が沸いてきた。
ちゃんと合格して堂々と隼太に会いに行ってやるんだから。
会えないのは寂しいけど、私の左手の薬指に光る指輪が元気をくれたから頑張れた。
そしていよいよ看護師国家試験1週間前──
図書館で勉強をしていた私の携帯に一通のLINEが届いた。
その内容を見た瞬間、私は教科書を放り出して駆け出していた。
満面の笑みを浮かべながら。
「隼太!」
そう叫ぶと私は外に立っていた彼の元へ駆け寄りその勢いのまま飛びついた。
「元気だな。勉強は順調か?」
「もちろんだよ。成績だって今じゃA判定なんだから。」
誇らしそうに目を細めて威張ってみる。そんな私を見て面白そうに
「それは頑張ってるな。偉い偉い」
と子供をあやすようにわざとらしく褒める彼。
「でしょ。あれ、でも会いに来るのは試験が終わってからって言ってたよね?今日はどうして?」
私が首を傾げると、
「これ、渡そうと思って。」
その手に握られていたのは白いお守り。
「試験は実力だと思うけど、一応こういうのもいいかなって思ってな。」
「わあ、白ってなんかいいね。ありがとう!私頑張る!」
真っ白なきれいなお守りを見て、俄然やる気が沸いてきた。