想い花をキミに
love stage3. 絶望
いつの間にか眠っていたみたいで、目を覚ますとあたりは真っ暗だった。
寝ぼけた目をこすりながら起き上がると、部屋の中にいつもとは違う気配を感じた。
ううん。気配だけじゃない。ツンと鼻をつくようなアルコールのにおいと荒い息づかいまで聞こえてくる。
誰かいる。
そう思った瞬間──
「!?」
突然私の上に黒い影が覆いかぶさってきたかと思うと、強い力で両腕を押さえつけられた。
それは見知らぬ男だった。多分あの女が連れ込んだ男。
「やっ、やだ......だれか、」
力が強過ぎて振りほどけない。恐怖で喉が凍り付いて声も出ない。
男は完全に酒に酔っており、気持ち悪い笑みを浮かべながら私を押さえつけていた。
その目は私を見ているようで見ていない。
寝ぼけた目をこすりながら起き上がると、部屋の中にいつもとは違う気配を感じた。
ううん。気配だけじゃない。ツンと鼻をつくようなアルコールのにおいと荒い息づかいまで聞こえてくる。
誰かいる。
そう思った瞬間──
「!?」
突然私の上に黒い影が覆いかぶさってきたかと思うと、強い力で両腕を押さえつけられた。
それは見知らぬ男だった。多分あの女が連れ込んだ男。
「やっ、やだ......だれか、」
力が強過ぎて振りほどけない。恐怖で喉が凍り付いて声も出ない。
男は完全に酒に酔っており、気持ち悪い笑みを浮かべながら私を押さえつけていた。
その目は私を見ているようで見ていない。