想い花をキミに
「このリップめっちゃ良い色だよ。塗ってみて!」
「ほんとだ~。かわいい!」
昼休みはどこの女子高生も皆コスメや恋バナで盛り上がっているはず。
私のところだってそう。
「そういえば亜砂果、最近かわいくなったよね。」
「わかる~!メイクのせい?」
「そうかな??なんか照れる……」
「もう何赤くなってんのよ~」
自分でもそう思っていたところ。
私は以前に比べて明るくなった気がする。いや、絶対に明るくなった。
見た目もだけど、性格が前向きになったの。
以前のように辛くてもどうして自分ばっかり、なんて思わなくなったし、取りあえず何でも頑張ってみようって思ってる。
そのせいか、表情も前より柔らかくなったと思う。
生きることに対して肩の力が抜けた、そんなところかな。
「亜砂果のことかわいいって言ってる男子もいるんだよ。知ってた?」
「え!全然知らない。誰??」
「この間私の知り合いが本屋でバイトしてる亜砂果を見て、可愛いから連絡先教えてって言ってきたもん。」
「そうなんだ。全然そんなことないのに。」
「もう、謙遜しない。」
「「で、今好きな人とかいるの??」」
みんな興味深々で、私の返事を目が輝かせて待っている。
「ほんとだ~。かわいい!」
昼休みはどこの女子高生も皆コスメや恋バナで盛り上がっているはず。
私のところだってそう。
「そういえば亜砂果、最近かわいくなったよね。」
「わかる~!メイクのせい?」
「そうかな??なんか照れる……」
「もう何赤くなってんのよ~」
自分でもそう思っていたところ。
私は以前に比べて明るくなった気がする。いや、絶対に明るくなった。
見た目もだけど、性格が前向きになったの。
以前のように辛くてもどうして自分ばっかり、なんて思わなくなったし、取りあえず何でも頑張ってみようって思ってる。
そのせいか、表情も前より柔らかくなったと思う。
生きることに対して肩の力が抜けた、そんなところかな。
「亜砂果のことかわいいって言ってる男子もいるんだよ。知ってた?」
「え!全然知らない。誰??」
「この間私の知り合いが本屋でバイトしてる亜砂果を見て、可愛いから連絡先教えてって言ってきたもん。」
「そうなんだ。全然そんなことないのに。」
「もう、謙遜しない。」
「「で、今好きな人とかいるの??」」
みんな興味深々で、私の返事を目が輝かせて待っている。