想い花をキミに
それからというもの、隼太と連絡がつかない日徐々に増えていった。
アパートに行っても帰ってこない日がある。
でも、どこで何をしているのかを尋ねても「ちょっとな」の一点張りで教えてくれなかった。
そんなある日、いつも通り学校帰りに本屋のバイトをしていると、
「あの、すいません。」
後ろから声をかけられた。
「はい、何でしょう?」
「あの、本を探していまして。」
「どういった本でしょうか?」
「○○っていうのなんですけど。」
「それでしたらこちらにあります。ご案内しますね。」
バイトにもすっかり慣れ、今じゃどこになにがあるか分かるまでになった。
目的の場所まで案内したのはいいけれど、その人はその本を見てもなお手に取るとかそういった行動をすることなく私を見ていた。
「あの、まだ何かお探しでしょうか?」
よく見るとその人は西高の制服を着ていた。
あ、隼太と同じ高校の人だ。
そう思ってその男子を見上げると、
「あの!俺、西高の佐々木って言います!ずっと前から気になってました!」
と大きな声で突然の告白をされた。
「え、あの!ちょっと!」
私は周りを気にしながら慌ててその男子に詰め寄った。
幸い周囲にはこの状況に気付いている人はいなそう。店長も奥に居るのか店内に姿はなかった。
アパートに行っても帰ってこない日がある。
でも、どこで何をしているのかを尋ねても「ちょっとな」の一点張りで教えてくれなかった。
そんなある日、いつも通り学校帰りに本屋のバイトをしていると、
「あの、すいません。」
後ろから声をかけられた。
「はい、何でしょう?」
「あの、本を探していまして。」
「どういった本でしょうか?」
「○○っていうのなんですけど。」
「それでしたらこちらにあります。ご案内しますね。」
バイトにもすっかり慣れ、今じゃどこになにがあるか分かるまでになった。
目的の場所まで案内したのはいいけれど、その人はその本を見てもなお手に取るとかそういった行動をすることなく私を見ていた。
「あの、まだ何かお探しでしょうか?」
よく見るとその人は西高の制服を着ていた。
あ、隼太と同じ高校の人だ。
そう思ってその男子を見上げると、
「あの!俺、西高の佐々木って言います!ずっと前から気になってました!」
と大きな声で突然の告白をされた。
「え、あの!ちょっと!」
私は周りを気にしながら慌ててその男子に詰め寄った。
幸い周囲にはこの状況に気付いている人はいなそう。店長も奥に居るのか店内に姿はなかった。