想い花をキミに
会って素直にごめんねって言いたい。
彼に対する愛おしさが募り、息が切れても足を止めることなんてできなかった。
玄関を開けて中に入ると隼太はソファに深く腰掛けて、背もたれに体重を預けるようにして座っていたけど、息を切らした私が部屋に駆け込むと驚いて立ちあがった。
もしかしたら愛想でもつかされてるのかななんて思っていたから、立ち上がった彼を見て、てっきり私が戻ってくるのを待ってたんだって思ったのに、
「隼太?あの、私ね、」
乱れた呼吸を整えながら、早く謝ろらなきゃと思って近づいた私の腕を彼が掴み引き寄せると、強引に私の唇を塞いできた。
「……!ちょ、はやた、」
走ったせいで身体の中の酸素が足りないのに、息も吸えない私はますます酸素が足りなくなる。
息を吸いたくて、必死で彼から逃れようと両腕に力を込めるけどピクリともしない。
く、くるしい……
そして、やっとその唇が離れたと思うと、
「俺の事をないがしろにするのもいい加減にしろよ」
と隼太がすごむように言った。
けど私は身体の中の酸素がほとんどないんじゃないかって感じになっていて、息苦しさのせいで視界までぼやけてきてその声はほとんど届いていなかった。
それでもなんとか意識を保ちながら、涙目で隼太の目を見つめ返す。
そして、
「ごめん……」
かろうじて残った意識でそれだけ伝えると、私はバッタリとその場に倒れこんだ。
彼に対する愛おしさが募り、息が切れても足を止めることなんてできなかった。
玄関を開けて中に入ると隼太はソファに深く腰掛けて、背もたれに体重を預けるようにして座っていたけど、息を切らした私が部屋に駆け込むと驚いて立ちあがった。
もしかしたら愛想でもつかされてるのかななんて思っていたから、立ち上がった彼を見て、てっきり私が戻ってくるのを待ってたんだって思ったのに、
「隼太?あの、私ね、」
乱れた呼吸を整えながら、早く謝ろらなきゃと思って近づいた私の腕を彼が掴み引き寄せると、強引に私の唇を塞いできた。
「……!ちょ、はやた、」
走ったせいで身体の中の酸素が足りないのに、息も吸えない私はますます酸素が足りなくなる。
息を吸いたくて、必死で彼から逃れようと両腕に力を込めるけどピクリともしない。
く、くるしい……
そして、やっとその唇が離れたと思うと、
「俺の事をないがしろにするのもいい加減にしろよ」
と隼太がすごむように言った。
けど私は身体の中の酸素がほとんどないんじゃないかって感じになっていて、息苦しさのせいで視界までぼやけてきてその声はほとんど届いていなかった。
それでもなんとか意識を保ちながら、涙目で隼太の目を見つめ返す。
そして、
「ごめん……」
かろうじて残った意識でそれだけ伝えると、私はバッタリとその場に倒れこんだ。