想い花をキミに
私たちは最近オープンしたばかりのネットでも人気のカフェに向かった。
着くとまだお昼前だというのに既にお店の外まで大勢の若い人が列を作っていて、
「これは一時間くらい並ぶね。確実に」
相当な人気だった。それもそのはず。
外国をイメージして作られた内装は入っただけでわくわくしそうだし、メニューも女の子の好みを熟知したものばかりだもん。
「とりあえず並ぼっか。」
「そだね。」
きっちり一時間くらい並んだ私たちはようやく順番が回って来て案内された席に座ることができた。
店内を見渡すとやっぱりオシャレでちょっとドキドキする。
その中に私はある人の姿を目にした。
「ん??」
黒いタキシードのような制服を身にまとい、軽やかな足取りでデザートを運んでいるのは私の大好きな彼。
「ちょっとあの人カッコよくない?」
「ほんとだ!めっちゃカッコいい!」
周りの女の子たちが次々に振り向き目の色を変え始める。
ほんとにそう。
いつもより髪の毛をきちっと整えて制服を着こなす姿は周囲の女の子たちをざわつかせるには十分すぎるくらい魅力的で、普段の彼を知っている私でさえどちらのイケメン様ですかって言ってしまいそうになる。
バイトしてたんだ……知らなかった。
どうやら店の人気はメニューだけじゃないみたい。
彼目当てで通っている女性客がこの中に何人いるのかって感じ。
着くとまだお昼前だというのに既にお店の外まで大勢の若い人が列を作っていて、
「これは一時間くらい並ぶね。確実に」
相当な人気だった。それもそのはず。
外国をイメージして作られた内装は入っただけでわくわくしそうだし、メニューも女の子の好みを熟知したものばかりだもん。
「とりあえず並ぼっか。」
「そだね。」
きっちり一時間くらい並んだ私たちはようやく順番が回って来て案内された席に座ることができた。
店内を見渡すとやっぱりオシャレでちょっとドキドキする。
その中に私はある人の姿を目にした。
「ん??」
黒いタキシードのような制服を身にまとい、軽やかな足取りでデザートを運んでいるのは私の大好きな彼。
「ちょっとあの人カッコよくない?」
「ほんとだ!めっちゃカッコいい!」
周りの女の子たちが次々に振り向き目の色を変え始める。
ほんとにそう。
いつもより髪の毛をきちっと整えて制服を着こなす姿は周囲の女の子たちをざわつかせるには十分すぎるくらい魅力的で、普段の彼を知っている私でさえどちらのイケメン様ですかって言ってしまいそうになる。
バイトしてたんだ……知らなかった。
どうやら店の人気はメニューだけじゃないみたい。
彼目当てで通っている女性客がこの中に何人いるのかって感じ。