親友のカラダ
『麗央アタシと付き合って』

アタシは真っ直ぐ麗央を見た。
その視線は殺気だった目をしていたかもしれないけど


『……どーした?何かあったか?』


『はぐらかさないで!』

『シグレお前痩せたいな…家帰ってねーのか?学校は?』


『はぐらかなさいでて言ってんの!!アタシと付き合ってよ!アタシの事見てよ!アタシの事好きになってよ!!』


『シグレ…何が』
『抱いて。』


『えっ?』


『抱いて!』


アタシの心はなぜか無だった。


『シグレ…』


麗央の手がアタシの頭を撫でた。


『麗央…アタシには麗央しかいないの…もう捨てれるモノ何て何も無いの……』


『シグレ…無理だよ俺』

『彼女居るのは知ってるから。別れて何ていわないから』
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