親友のカラダ
望の部屋に行った。


アタシと二人で写った写真がコルクボードに沢山貼ってある


『瞳ちゃん。ありがとね』

『え?何がですか??』

『こんなに友達と遊んだり笑ったり…してる望今まで無いの。ほらずっと私立の女子校ぢゃない?外部との関わりって無かったのよね…』

梢姉ちゃんもそうなんだと思った。


『……望は人付き合いが苦手なんですよ。だから無愛想にみられちゃったり、叩かれたりしちゃうケド本当は凄い純粋すぎる位純粋なんです。』


『そうね…何でウチの親は気付かないのかしら…』


と梢姉ちゃんはまた涙を流した。



ねぇ望

アンタの家族捨てたもんじゃないよ

こんな良い姉ちゃんがいるよ

もっといっぱい

家族に話ししよう…


ねぇ望

アンタは不幸な子なんかじゃないよ
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