親友のｶﾗﾀﾞ

『…お母さん。話しがあるの。』
梢姉ちゃんが切り出した。


『なら、瞳ちゃんにはおいとまして頂きましょ。それから聞くわ』


『瞳ちゃんと一緒に話したいの』


『瞳ちゃんは何も分かってないのよ。瞳ちゃんにご迷惑よ。梢。』

ただアタシが邪魔なんだろうな…


『瞳ちゃんは全部知っているわ。少なくともお母さんより。望を見てるわよ』


『…このこが現れてから…望はおかしくなったのよ…望はちゃんとした環境にいたのに。悪い虫が付かない様に育ててきたのに……全部アナタのせいよ！！アナタと望が一緒にいるようになってから！望はおかしくなって家にも帰って来なくなったのよ！！』