親友のカラダ
『……望は…ウチに来る前にいたバンドマンの彼女の紹介で、ヘルスで働いていたした……』

梢姉ちゃんが涙を流した
望の母親は、ありもしない嘘をつくなと怒鳴りました

でもアタシは話しました。
望から目を背けない様に

『そのバンドマンの家は昔からファンの子達の溜り場で、バンドマン達はそこから貢を紹介されたりしてるみたいです。家出して来る子達もいる様です。ウチに来てる間店を辞めたと、友達に聞きました。それから探してやっと見付けたんです…』


話すのもしんどい…
重い話しに目眩がした…

アタシはケータイからヌキやのサイトにアクセスして、ピンクのメイド服を着て口にモザイクのかかった写真を母親に見せた


梢姉ちゃんは泣きながら風俗雑誌を数冊開いた。
そこには望の裸や特集グラビアが載っていた


デリバリーヘルスえんじぇる☆ダスト

マコ 18歳
Dカップ、趣味、嬉しいプレゼント、特技、サービス内容…………………………………
雑誌までのってるのは初めて見たショックと涙…


お金いっぱい貰ってるよね

そのお金で本当に欲しい物は買えた?

望の欲しい物…


違う方法があるよ…



『……何でこんな方法なの……??』
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