親友のカラダ
薄暗くなり始めた街は

暖かい光に溢れる。


道行く人達は皆小さな幸せを胸に日々を生きる。


アタシは久しぶりにアゲハの前にいた。


変わりすぎて、誰もアタシがシグレって気付かない…


いつも制服。

肩までの黒い髪。

ピアスが口に3つ。


………あんま冴えない。

親友の瞳は


腰まである黒く長い髪を綺麗に巻いて

フリフリのピンクのロリータ。

甘いお菓子の様な匂いがする。

アーモンド型の大きな目はいつも紫のカラーコンタクトをしている


いつも周りに可愛がられ、地元雑誌ではスナップに載ったり

瞳に憧れる子も多い。


自慢の親友。
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