親友のカラダ
マンションに着いて近くのレンタルビデオ屋にバイクを止めた。


アタシのバイクはビッグスクーター。

路駐すると場所を取って通行の邪魔になるから…


来慣れたマンションのエレベーターボタンの18を押す。やたらと嫌な時だけ18階まですぐ着いてしまう‥


昔は早くルキに会いたくてたまらなかったのに…


と懐かしくちょっと前の自分を想像した


インターホンを押すとすぐルキが出てきた。


『入って』


言われるがままルキの部屋に行く。

赤いソファーに座った。


ルキは不機嫌そうにパソコンで曲を打ち込んでいた。



早くこの場から立ち去りたい……


そお思いアタシから話しを切り出した。
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