親友のカラダ
ルキの家からの帰り道、何だか凄く空しくなった。


バイクは夜の街をすり抜けて行った。


アタシは望に会いたかった

気づくと望の家の近くの駅にいた。


アタシは望に電話をかけた。


プルルル…プルルル………


『はい?』


「望…話があるんだけど…」



『瞳何ぃ?今日会ったじゃん!どーしたの?今どこいんの』

望は笑いながら言った。


「今望んちの側の駅…」



『わかったよ迎え行くからちょっと待っててょ』



望は相変わらず笑いながら言ったけど、アタシは全然笑える雰囲気でも心境でもなかった。
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