親友のカラダ
『瞳ー手伝って〜!!』

と、望はデカいキャリーを2つ出して来て言った

『海外旅行?』

『帰るの!』

『…ダンボールに詰めたら?服シワなるよ。』

ダンボール無いよーと言う望とコンビニに行ってダンボールを貰った。

服命のアタシは、望の気が変わらないうちにクローゼットのロリ服を丁寧ふんわりたたみ、大切にダンボールにつめた。


『軽い引っ越しだねぇタクシーに乗りきるかなぁ』


『液晶テレビ貰って行けば?』

『瞳どんだけ!』


でも液晶テレビは欲しいよね!!と言い望はちゃっかり持って帰ろうとしていた…

お前もどんだけだよ…


一段落して2人でタバコに火をつけてふぅーと息を吐いた


『ねー瞳〜』

『何?』

『アタシ瞳に会えて良かった』

いきなり望が言った


『…そう言われると救われるよ。もっかい言ってみ』


『もう二度といわねーよ!』


アタシ達は修羅場を乗り越えて、沢山傷ついて泣いて

少しだけ強くなれてる気がした。


でもまだまだ未完成なアタシ達は、いつ足を踏み外すか分からない…いつも綱渡りな所を好んで歩く。


2人なら綱渡りも恐くないと思ってたケド…
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