親友のカラダ
プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…ッ


「…はい」


『ルキぃ…』


弱いのホントは

辛くて辛くて…分からなくて壊れそうなの


望が辛かったらアタシが支えなきゃって思ったりしても

アタシだって人間だもん。
ツラいよ

大事な親友が自殺未遂した所とか
まだ指に残る赤い血の感触


恐かった。


一つの命が消えそうなのが怖かった


例え、望を追い込んだ要因にルキがいても


アタシを抱きしめてくれるルキは本物で


そこがアタシの好きな場所なのは本当
















『ルキの所に戻りたいです…』

要所要所に矛盾があっても、嘘は無い。


「戻って来い」


ルキの声はやっぱり優しくて、ルキはアタシを許してくれた…


「瞳…迎えに行って良い?」


『うん』



やり直したい

また、あのマンションの赤いソファーで
ルキが生み出す音を世界で一番最初に聴きたい…


ルキの腕の中で

アタシをルキでいっぱいに溢れさせて…


ルキの女で居たい
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