親友のカラダ
『瞳…あのさ』

瞳は薬指のリングを触ってた


『何?』


『俺さ…あーん…お前ん事好きだから』


貢ぎを囲っているルキには大切にするなんて言えない。

成功して、それを瞳に見せるしか無いんだ。


働けば良い話しだが、この男は何せよだめ人間で、自分の好きな事しかしたくない人間。


まぁそこからなるルキのオーラや存在感は既に一般人離れしているんだけど。



『アタシもルキが好きだよ』


『名前でこれから呼べよ。ルキじゃ周りとかわんねーじゃん』

『今更変えれないよ!恥ずかしいし…』


『瞳は俺の女でしょ!?俺がお前ん事アイザって呼んだら嫌じゃねーの?』


『まぁ嫌だけど。』


瞳とルキの絆は

切っても切れない。ある意味残酷な2人の運命。


ルキが普通の人だったら、2人は幸せに過ごせたのに…


瞳もルキも

その事を痛感する。でももう止められない。


人間は弱い生き物だから。
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