親友のカラダ
爆音でライブはまだ続いてる


ブラックライトがかすかに光る

あたしは藍子を探していた。


どこだよ。人多すぎウゼー!


『あれっシグレ外出たんじゃなかったのー?戻ってきたのー?綾斗もーすぐ出るから前いこー?』

アキナが寄ってきた

藍子…近くにいるはず


『あ。藍子来た!』


カウンターから酒を持ってきた藍子…


『ちょっと、藍子。外一緒来てよ。』


『何?もーすぐ剣出るんだけど〜』


『いーから来いよ!!』


藍子の腕をつかんで、外に連れ出した。


『何〜?』

不服そうな顔。

なんだこの女。大人しそうに見えるのに……


『あんた、アイザの事潰そうって言ったらしーね。何なの?』

藍子は、はぁ〜とわざとらしくため息をついた


『知らない』


と白々しく言った
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