親友のカラダ
少し向こう側の曲がり角からつまみ出した女の子達とルナっち達の言い争いが聞こえてきた


『はっ…くだんね』


藍子は見下した顔で笑った


『もー戻っていー?いい加減うぜんだよ。………パンピーちゃん達』












……握りしめていた手が思いっきり藍子の微妙な長さの前髪を掴み上げて

アゲハの看板の横にあるお店のシャッターに藍子の顔面を思いっきり投げつけた。


シャッターにぶち当たった藍子の情けない姿、むなしく響くシャッターに当たった時の耳にシミるような不快な音。





あたしには藍子の姿がこう見えて呟いた




『潰されたハエみたい…』




あたしの手は止まらなくて、倒れた藍子の髪の毛をまたつかみ上げ、またシャッターに思い切りねじ込むように藍子の頭を何回も投げつけた。
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