親友のカラダ
しばらくしてのライブでルキ達のバンドがあたしの潰し騒動の話しをして、ライブマナーについてを考えようと呼び掛けた。


あたしは毎日学校帰り家の近くの駅のガラス張りの道に座り込みダンスをする人達を何時間も見ていた。


気づくと、バンギャを上がった時の寂しさとか、心にポカッと空いた穴は消えていた



ストリートで仲良くなったダンサーのお兄さんやお姉さんにステップを教えてもらって、歩いてる、立ってる、ただそんな時いつもステップを踏んで歩いた。

服装もスウェットにスニーカーでがむしゃらに技を練習してた。



ルキは嫌そーな顔をしたけど。
でもたまに麗央が練習を見にきてくれたりしていた



そんな事してるうちに、バンギャ達との関係は薄れて行った。

望とも頻繁に連絡を取らなくなった。今は家の手伝いをしてるっていってたから、安心しちゃってた…




新しい自分の世界が楽しくて、望を蔑ろにしていたのかな……


あたしバカだった。


心を狂わす要因の排除ができたのは自分だけだったなんて、本当にバカ身勝手…


後々
自分を殺したくなったよ
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