親友のカラダ
ピーンポーン


ガチャッ


『あー疲れたぁマヂやばい…』

『……瞳あのさ…』

ルキがいつになく真剣な顔をしていた


『あー何ぃ?どしたの?』

あたしアイザこと瞳はかわいいフワフワなロリータ姿から、blackstyleのBgirlになっていた

『お前変わったな…』


寂しそうな顔をするルキ…
本人には言ってないけど気づいてた


またセフレとか貢ぎ取っ替え引っ替えしてた事




『まぁ良いけどなっ。上がるって言った時やたら落ちたから心配したし。バンギャ達も心配してっから、たまに顔出せよ?久しぶりのロリータも見たいしー』


『…あはっそだねー!次のライブ行こっかな!』


こんな事言ったけど、もーステージに上がるアナタを見たくなかったよ

ロリータも…照れくさくて着れないって思うけど、本当の本当は辛くて着たくない


ちょっと前に発売されたあたしと望が載った雑誌も…見たくないんだ……







あの時を思えば

逃げたかったんだよ‥あの空間や音から




焼き付いたあの風景や、ライブハウスのスモークの匂い

逃げたかった
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