親友のカラダ
………

『翔…』

『ん?』
まだパソコンの画面から目をそらしているルキ


『あたしに何ができると思いますか…?』

助言してよ誰か
何でもいいから




今なら何でも飲み込める







『お前が、今のシグレを受け入れられないなら、もぅ離れてしまえばいーと思うよ。』













……………



『俺がこー言っても、お前は何も言えないだろ。きっと前のお前ならソッコーで切り返してきたはずだろ?』


悔しい…

悔しいよ………




『見捨てたくは無いんだよ…』

『これは見捨てるじゃない。自分とシグレを切り離して考えればいんだよ。』


『わかんない』


まだ未熟なあたしは、計算とか、距離とか、わからないんだ



『わかんねー時は無理しないで待てばいー。お前はまだわけーしシグレも若い。時間はたくさんあんだから。』


『…そーかな』


『ああそーだよ。瞳、おいで』
ルキは自分の太ももをポンポンと叩いた
あたしは、ルキの膝に頭を乗せて目を瞑った
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