親友のカラダ
『…はい』

数枚周辺に落ちたビラを彼女に渡した


『…ありがとうございます』


と、顔を上げた彼女…




『…望?』


嘘…まぢで……


そのこは変わり果てたあたしに気づいてバツの悪そうな顔をして


『違いますけど?』


『望でしょ!?』


分かるよ望…わかるんだもん…


『望…』


そう言い掛けたとき、望は走って去って行った



また涙


出そうだ…



『瞳ー!早くいこー!!』


『あっ!ごめん!』


一瞬涙をこらえて、振り返る。

望も少し遠くからあたしを見てた…





あたし前を向いて進む


ねぇだから望も

前を向いて進んで



つらくて動けなくて端から見たら立ち止まってても


それって止まってないから



それでも

すこしでも絶対前進してるから


ねぇだから


手を繋いでありけなくても


あの視線で分かったから。


望。



あんたを忘れないように。
あんたがあたし忘れられないように。
あたしはあんたの歌を書くよ。

いつになるかわかんないけど…あたしの声忘れないで、もしどこかで聴こえたら、思い出して。







神様


どうか、彼女に私達に世界に。幸せな未来を…



















end
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