うるさいアドバイスは嫌味としか思えません。意気地なしのアホとののしった相手はずっと年上の先輩です。
19ちゃんと聞いてもらえなかった『おやすみなさい』
さすがにもう帰って来てると思う。
『石橋さん、お疲れ様です。もうのんびりしてますか?』
そう送ったら速攻返事が来た。電話だった。
「はい、お疲れ様です。」
『お疲れ。随分のんびりした夜だな。『夜に。』って言った約束も無視してるかと思った。』
また最初から嫌味なことを。
「いつ帰ってくるのかあんまり分からないから、ゆっくりめに連絡したんです。」
テレビを見ててうっかりしてた事は内緒だ。
『テレビにでも夢中になって忘れられてるかと思ったが、まあ、許す。』
何だと~、半分当たってるじゃないか。
「それで、あの昼のメッセージは何ですか?」
『何とは?』
「全力で嫌味丸出しです。」
むしろ嫉妬心が透けるくらい。
『なかなか有意義なお誘いにヘラヘラと喜んでるようだったからな。』
「あれは、先輩が勝手に計画しようと言ってくれたんです。それに先輩だって皆が彼氏いる訳じゃないから、もしかしたら自分も楽しんで飲みたいのかもしれないじゃないですか。」
『そうなんだ、てっきり可愛い後輩のためにいろんな男を並べてあげようと言う話かと思った。』
「知りません。だいたい実現するかもわかりません。」
変な勘繰りは止めて欲しい。
『誘われたら行くんだろう?』
「・・・・・誘われてから考えます。」
『そうか。』
「はい。」
無言のまま。
「疲れたな。明日も仕事だから寝るぞ。」
「・・・お休みなさい。」私がそう言い切らない間に電話が切れた気がした。
少なくとも返事はなかった。
酷い。普通の礼儀としてもそれはどうよ。
すごく怒りたいのに、そんな気分じゃなくて。
ちょっとだけ悲しくなった。
昨日改札を入って振り返って見た背中を思い出した。
もう少しその場にいて見送って欲しかったのに、あの時、そう思ったから。
ちょっと悲しい気分で終わった、二日間。
ねえ、和央、やっぱり、おかしいでしょう。
こんなやり取りってある?
何度も言うけど年上でしょう?
『やっぱり喧嘩になった。電話を切られた。本当に無理、合わない。』
和央にそう送った。
返事がなかった。
余計に寂しくなって、寝た。
『石橋さん、お疲れ様です。もうのんびりしてますか?』
そう送ったら速攻返事が来た。電話だった。
「はい、お疲れ様です。」
『お疲れ。随分のんびりした夜だな。『夜に。』って言った約束も無視してるかと思った。』
また最初から嫌味なことを。
「いつ帰ってくるのかあんまり分からないから、ゆっくりめに連絡したんです。」
テレビを見ててうっかりしてた事は内緒だ。
『テレビにでも夢中になって忘れられてるかと思ったが、まあ、許す。』
何だと~、半分当たってるじゃないか。
「それで、あの昼のメッセージは何ですか?」
『何とは?』
「全力で嫌味丸出しです。」
むしろ嫉妬心が透けるくらい。
『なかなか有意義なお誘いにヘラヘラと喜んでるようだったからな。』
「あれは、先輩が勝手に計画しようと言ってくれたんです。それに先輩だって皆が彼氏いる訳じゃないから、もしかしたら自分も楽しんで飲みたいのかもしれないじゃないですか。」
『そうなんだ、てっきり可愛い後輩のためにいろんな男を並べてあげようと言う話かと思った。』
「知りません。だいたい実現するかもわかりません。」
変な勘繰りは止めて欲しい。
『誘われたら行くんだろう?』
「・・・・・誘われてから考えます。」
『そうか。』
「はい。」
無言のまま。
「疲れたな。明日も仕事だから寝るぞ。」
「・・・お休みなさい。」私がそう言い切らない間に電話が切れた気がした。
少なくとも返事はなかった。
酷い。普通の礼儀としてもそれはどうよ。
すごく怒りたいのに、そんな気分じゃなくて。
ちょっとだけ悲しくなった。
昨日改札を入って振り返って見た背中を思い出した。
もう少しその場にいて見送って欲しかったのに、あの時、そう思ったから。
ちょっと悲しい気分で終わった、二日間。
ねえ、和央、やっぱり、おかしいでしょう。
こんなやり取りってある?
何度も言うけど年上でしょう?
『やっぱり喧嘩になった。電話を切られた。本当に無理、合わない。』
和央にそう送った。
返事がなかった。
余計に寂しくなって、寝た。