アガペー
あなた
あなたはとても綺麗な人で、まるで花のような、そんな人で。
花は美しく、綺麗で、可愛くて、でもどこか儚げなそんな花。
そんな花のような人が言った。
「君は綺麗だ。だから、僕にはもったいない。こんなびっこの僕には。」
あなたは足が不自由だった。
それが原因で色んなことを諦めていた。
でも、
あなたは、綺麗な花のような人。
あなたの笑顔は何よりも綺麗。
どうして?なぜ私があなたに合わないの?
「だってさ、君は太陽だ。太陽はみんなのものだ。」
あなたは、私を太陽という。
太陽はみんなを照らす。動植物に正気を与える。でも、時にそれは毒となり得る。
「君は、眩しいな。」
あなたが呟く。