社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
修努の恋
出会い
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
出会い
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あれは俺が小学生になったばかりの頃の事だった。
学校帰りの俺はひと組の親子とすれ違った。
若いお母さんとよちよち歩きの女の子。
その子は、白くてぷにぷにのほっぺをしてて、すっごくかわいくて、だから、俺は、すれ違いざまにそのほっぺをつんっと指で突っついた。
突然の事に、その女の子はそのまま後ろに尻もちをつきそうになったが、繋いだお母さんの手にぶらさがるように、難を逃れた。
「だぁ〜 」
女の子は、よく分からないかわいい声を上げたかと思うと、ふわりと笑って、俺の方に手を伸ばした。
「のどか、お兄ちゃんが気に入ったの?」
お母さんが聞いた。女の子は、
「だぁ〜 」
と言って、俺の方に寄ってきたから、俺はしゃがんで、女の子をギュッと抱きしめた。
女の子からは、ミルクの甘い匂いがした。
出会い
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あれは俺が小学生になったばかりの頃の事だった。
学校帰りの俺はひと組の親子とすれ違った。
若いお母さんとよちよち歩きの女の子。
その子は、白くてぷにぷにのほっぺをしてて、すっごくかわいくて、だから、俺は、すれ違いざまにそのほっぺをつんっと指で突っついた。
突然の事に、その女の子はそのまま後ろに尻もちをつきそうになったが、繋いだお母さんの手にぶらさがるように、難を逃れた。
「だぁ〜 」
女の子は、よく分からないかわいい声を上げたかと思うと、ふわりと笑って、俺の方に手を伸ばした。
「のどか、お兄ちゃんが気に入ったの?」
お母さんが聞いた。女の子は、
「だぁ〜 」
と言って、俺の方に寄ってきたから、俺はしゃがんで、女の子をギュッと抱きしめた。
女の子からは、ミルクの甘い匂いがした。