社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
え? 貸す? 買いに行く?
どういう事?
状況についていけてないんですけど。
キョトンとする私に、修ちゃんはクスッと笑みをこぼして、
「下でお茶でも飲みながら、説明するよ。
のどか、おいで。」
と階段を降りて行く。
私は、わけがわからないまま、修ちゃんについていった。
玄関から右へ続く廊下を抜けると、右にダイニングキッチン、左にリビングがあった。
「座って。」
と修ちゃんは、ダイニングの椅子を勧めて、自分はキッチンに立った。
「のどか、コーヒーでいい?」
と聞かれ、
「うん。」
と思わず答えていた。
「あ、はい!」
私は慌てて、言い直す。
社長に向かって、秘書が、「うん」なんて、ありえない。
どういう事?
状況についていけてないんですけど。
キョトンとする私に、修ちゃんはクスッと笑みをこぼして、
「下でお茶でも飲みながら、説明するよ。
のどか、おいで。」
と階段を降りて行く。
私は、わけがわからないまま、修ちゃんについていった。
玄関から右へ続く廊下を抜けると、右にダイニングキッチン、左にリビングがあった。
「座って。」
と修ちゃんは、ダイニングの椅子を勧めて、自分はキッチンに立った。
「のどか、コーヒーでいい?」
と聞かれ、
「うん。」
と思わず答えていた。
「あ、はい!」
私は慌てて、言い直す。
社長に向かって、秘書が、「うん」なんて、ありえない。