社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
社宅生活
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
社宅生活
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13時。
私が時間を忘れて荷ほどきをしていると、下から声が掛かった。
「のどかぁ、引っ越し蕎麦、食べに
行かない?」
え? あ、もう1時!
「はい!」
私が、片付けを途中でやめて、1階に下りると、玄関で靴を履いた修ちゃんが待っていた。
「近くに美味しい蕎麦屋があるんだ。
腹減ってるだろ?」
「はい。」
言われてみれば、お腹はペコペコだった。
「あ、下駄箱、俺のは左に寄せてあるから、
のどかは右半分使っていいよ。」
そう言って、私が靴を履くのを見届けると、玄関を開けて、外に出た。
鍵を掛けると、2本あった鍵の1つを私にくれた。
「これ、のどかの分ね。
平日は使わないと思うけど。」
社宅生活
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13時。
私が時間を忘れて荷ほどきをしていると、下から声が掛かった。
「のどかぁ、引っ越し蕎麦、食べに
行かない?」
え? あ、もう1時!
「はい!」
私が、片付けを途中でやめて、1階に下りると、玄関で靴を履いた修ちゃんが待っていた。
「近くに美味しい蕎麦屋があるんだ。
腹減ってるだろ?」
「はい。」
言われてみれば、お腹はペコペコだった。
「あ、下駄箱、俺のは左に寄せてあるから、
のどかは右半分使っていいよ。」
そう言って、私が靴を履くのを見届けると、玄関を開けて、外に出た。
鍵を掛けると、2本あった鍵の1つを私にくれた。
「これ、のどかの分ね。
平日は使わないと思うけど。」