フォーチュン ラブ
源ちゃんと一緒にお店を出て、3分くらい歩くと黒い軽自動車が停まっていた。
「こんなんですけど、乗って下さい」
源ちゃんらしい車で似合っている。
「本当にありがとう。私も昔、これの古い型に乗っていたよ」
たわいもない話をしながら20分くらい、久しぶりに異性と二人っきりになった車が年下の男の子の運転だった。
「ここでいいよ、ありがとね」
「弥花さん、おやすみなさい」
…なんか、この懐かしい気持ち。
男の人とおやすみと言って別れる…不覚にもキュンっとした。
4年間一人暮らしをしていて、いつものように誰もいない部屋へと入り、
「ただいま~………。おかえり~
…………。」
と一人二役をしていることにも慣れたけど、そろそろ誰かにおかえりと言われたい。
あ、結婚したらきっとおかえりって私が言うんだろう。
干からび中の私はいつそんな時代が来るのだろうか。
まずは出会い、そして付き合い、プロポーズをしてもらい、結婚。
そして、無事に妊娠、出産、育児。
だんだん遠くの遠くのとおーい夢に思えてきた。
「こんなんですけど、乗って下さい」
源ちゃんらしい車で似合っている。
「本当にありがとう。私も昔、これの古い型に乗っていたよ」
たわいもない話をしながら20分くらい、久しぶりに異性と二人っきりになった車が年下の男の子の運転だった。
「ここでいいよ、ありがとね」
「弥花さん、おやすみなさい」
…なんか、この懐かしい気持ち。
男の人とおやすみと言って別れる…不覚にもキュンっとした。
4年間一人暮らしをしていて、いつものように誰もいない部屋へと入り、
「ただいま~………。おかえり~
…………。」
と一人二役をしていることにも慣れたけど、そろそろ誰かにおかえりと言われたい。
あ、結婚したらきっとおかえりって私が言うんだろう。
干からび中の私はいつそんな時代が来るのだろうか。
まずは出会い、そして付き合い、プロポーズをしてもらい、結婚。
そして、無事に妊娠、出産、育児。
だんだん遠くの遠くのとおーい夢に思えてきた。