片桐千歳の日記帳
3.あたしが逃げた理由
とある大型デパートに行った時の事です。

姉の子供、つまり姪っ子の世話も兼任してました。

お腹が痛くなりました。

これはやばいヤツでした。

姪っ子を連れて走りました。

目的地であるトイレにつき、用をたした時

達成感と安堵感が生まれました。

その時でした。

外から声が聞こえるのです。

これは間違いなく男の声です。しかも2人。

女子トイレに侵入。とんでもない奴らです。

いいえ、ここは男子トイレ。

とんでもないのはあたしでした。

外には姪っ子(4歳)を待たせています。

声が聞こえます。

『お嬢ちゃん。誰か待ってるの?』

『うん。お姉ちゃんとウンコが出てくるのを待ってるの!』

余計に出づらくなる状況を作られてしまう。

『そうか。頑張れよ』

足音が聞こえなくなります。

応援ありがとう知らない人 !

あたしはドアを開けます。

てか、もう1人いるんかい!






ど、どーも。







姪っ子を連れて逃げました。



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