同期の溺愛は素直に受けて正解です
***

最初から好きだった訳じゃない。




紗菜(さな)が俊貴(としき)と出会ったのは大学の入学式。

まさか、同じ会社に入社できるとは思わなかった。

この気持ちも大学の卒業と共に薄らいでいくものだと思っていたのに・・・。

出会ってからもうすぐ五年がたつ。

ずっと友達で、ずっと仲間だった。

それは、この徐々に染まっていく心の色に気づいてからも。






< 1 / 31 >

この作品をシェア

pagetop