決して結ばれることのない、赤い糸
そんなお母さんが、『隼人と別れるように』なんて言うはずがない…!


「…意味わかんないっ!!」


わたしは感情のままにテーブルを叩くと、ろくにごはんも食べずに、自分の部屋へ閉じこもった。


どうしてっ…。

なんで隼人と別れなきゃいけないの…?


その夜は、とめどなく涙があふれたのだった。
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