決して結ばれることのない、赤い糸
わたしのせいで、隼人との友達関係も崩れるのはいやだったから。
それから、あっという間に月日は流れた。
隼人への想いを忘れることはできないけど、振られた心の傷は少しずつ癒えてきている。
そして、冷たい北風が吹き始める12月となった。
「優奈。なんか最近、カップル多くない?」
わたしはキョロキョロしながら、優奈といっしょにお昼休みの廊下を歩いていた。
「あ、そうかっ。クリスマス前だからかな?」
人肌が恋しいこの季節。
クリスマスに向けて、付き合う人が多くなるのは必然的なこと。
「まぁクリスマスが近いっていうのもあるけど、それだけじゃないんじゃない?」
「…え?」
「だって、クリスマスよりも大事なイベントがもうすぐあるじゃんっ!」
優奈にそう言われて、わたしは納得した。
それから、あっという間に月日は流れた。
隼人への想いを忘れることはできないけど、振られた心の傷は少しずつ癒えてきている。
そして、冷たい北風が吹き始める12月となった。
「優奈。なんか最近、カップル多くない?」
わたしはキョロキョロしながら、優奈といっしょにお昼休みの廊下を歩いていた。
「あ、そうかっ。クリスマス前だからかな?」
人肌が恋しいこの季節。
クリスマスに向けて、付き合う人が多くなるのは必然的なこと。
「まぁクリスマスが近いっていうのもあるけど、それだけじゃないんじゃない?」
「…え?」
「だって、クリスマスよりも大事なイベントがもうすぐあるじゃんっ!」
優奈にそう言われて、わたしは納得した。