神の子孫
はあ、今日もまた一日が終わってしまうのか⋯⋯。
朝からこんなこと考えながら登校する人って滅多にいないよねえ。
でも!今日はなんか、朝からいいことばっかりだったからだったから!
髪が綺麗にまとまったし、目玉焼きがめっちゃきれいに焼けたし!
今日も一日頑張ろう!
私はいつでもポジティブなことだけが取り柄だからね。
こんなことでめげない!
⋯⋯それでも、最近悪霊が増えているのがめにみえてわかる。
お母さんもなげいてたし。
はやくみつけなきゃ⋯⋯。
ーキーンコーンカーンコーン
「おはようございます。英語の提出物ここにだしてくださいねー。あ、あと今日は××先生がお休みで⋯⋯」
いつもの毎日がはじまって、もう眠ろうかなあ、なんてかんがえてたら、担任の先生がいつもと違うことを言った。
「あ、そういえば編入生がきてまーす。入っていいですよー。」
先生忘れてたんかい!
ま、どっちにしろ私には関係ないことだしね。
教室がちょっと騒がしくなったけど、まあいいや。
眠ろう。