神の子孫
そして、私のストーカーがはじまった。
いや、犯罪系のストーカ―じゃないはず!
あっちがどこにいくにも人をひきつけてるのが悪いのよ!
しかも段々増えてるし⋯⋯。
はあ⋯。私とは全く別の世界の人だ。
だって私友達いないんだもん。
いや、いじめにあってるとか、そういうわけじゃないよ?
クラスの人も皆優しいし。
でも問題が二つある。
問題1 私の見た目
分厚い眼鏡に膝下スカート、おさげの前髪ぱっつん!
そう。とてつもなーーーく地味。
お父さんが、すっごい娘大好きな人で、
『き、共学高にいくのか光!?そんなことしたら光が男に襲われる!入学なんてみとめんからな!』
と、入学に猛反対。
ずっとたのみこんで、なんとかOKしてくれた条件がこの格好ってわけ。
⋯⋯お父さん。ごめん、娘は襲われるほど美人じゃないんだ。
問題2 私の性格
私、実はものすっごい人見知り。
なので誰かに話しかけることもできず、ましてや話しかけられることなんてあるはずもなく⋯⋯。
なので、ほんとはあの二人に話しかける機会をみつけることより、話しかけることのほうが大問題。
ほんとにどうしよう~~~~~~!!
せめて三人だけの時に話しかけたい。
こうなったら⋯⋯。