別のお話。

謝ることじゃない。

だけど寂しいものは寂しい。

気がつくと俺は立ち上がってシヅキにギリギリまで近づいていた。

「ねぇ、春人?覚えてる?

いつになるか分からないけど、絶対に空いっぱいの星を届けるからね。

これは約束。絶対に見せる。

私も頑張る。だから春人も頑張って?いまを精一杯に生きて?」

そう言うシヅキの体はどんどん透き通っていく。

「ああ。約束するよ」
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