蒼の世界を探して
最悪の出逢い
大きめのリュックを背負い
それに加えてスーツケースを持って
長い時間乗っていた電車を降りると
そこには暑い日差しと
目の前にはキラキラと光る海が広がっていた。
ここに来るのは、確か3年ぶりぐらいになる。
私がまだ小学生になる前の小さい頃に
育ててくれたのは祖母だった。
その祖母は私が17歳の時に亡くなってしまって
お葬式の為にここへ来たけれど
それからはこの場所へ一度も来ていなかった。
ここは、私の地元と言えるのかもしれないけれど
引っ越ししたのが小学生になってすぐの頃だから
記憶も薄っらとしか覚えていない。
それに、私の親だという人が
いきなり現れて何も分からないまま
その人と一緒に住むことになり
10年ほど、都会で暮らしてきた。
祖母が亡くなってから3年後
20歳になった私は
再びここで暮らすことになった。
その経緯は、またこれから話していこうと思う。
因みに駅から10分ほど歩いたところにあるのが
私が今日から住む家だ。
1LDKで築年数はかなり経っているけれど
内装はリフォーム済みなので綺麗だ。
そして何より、大好きな海が見える!
だから即決してこの家に決めた。
私が新居へ着いた頃
引越し業者もちょうど到着したようだった。
早々に荷物を運び終えたのを見送り
後は自分で荷解きをする。
そうしていると思った以上に時間が経っていたのか
気付けばもう夕暮れ時になっていた。
夕食は簡単にインスタントラーメンを食べた。
持参したガスコンロで作った。
電気とガスは明日からじゃないと
使えないらしい。不便だ…。
窓から潮風が良い感じに頬をなでる。
お腹がいっぱいになったところで
ふと思い立って、カメラと
小さなショルダーバッグを掛け家を出た。
家から歩いて5分ほどで海に着く。
砂浜がサラサラで、
こんなに綺麗な海が見えるなんて
最高の場所だなぁ…
やっぱりこの家に決めて良かったなと
心底思った。
サンダルを脱ぎ捨て
波打ち際まで走って
足首まで海に浸かる。
まだ6月だから冷たいけれど
ここに居れば何もかも忘れられる
そんな気がしていた…
それに加えてスーツケースを持って
長い時間乗っていた電車を降りると
そこには暑い日差しと
目の前にはキラキラと光る海が広がっていた。
ここに来るのは、確か3年ぶりぐらいになる。
私がまだ小学生になる前の小さい頃に
育ててくれたのは祖母だった。
その祖母は私が17歳の時に亡くなってしまって
お葬式の為にここへ来たけれど
それからはこの場所へ一度も来ていなかった。
ここは、私の地元と言えるのかもしれないけれど
引っ越ししたのが小学生になってすぐの頃だから
記憶も薄っらとしか覚えていない。
それに、私の親だという人が
いきなり現れて何も分からないまま
その人と一緒に住むことになり
10年ほど、都会で暮らしてきた。
祖母が亡くなってから3年後
20歳になった私は
再びここで暮らすことになった。
その経緯は、またこれから話していこうと思う。
因みに駅から10分ほど歩いたところにあるのが
私が今日から住む家だ。
1LDKで築年数はかなり経っているけれど
内装はリフォーム済みなので綺麗だ。
そして何より、大好きな海が見える!
だから即決してこの家に決めた。
私が新居へ着いた頃
引越し業者もちょうど到着したようだった。
早々に荷物を運び終えたのを見送り
後は自分で荷解きをする。
そうしていると思った以上に時間が経っていたのか
気付けばもう夕暮れ時になっていた。
夕食は簡単にインスタントラーメンを食べた。
持参したガスコンロで作った。
電気とガスは明日からじゃないと
使えないらしい。不便だ…。
窓から潮風が良い感じに頬をなでる。
お腹がいっぱいになったところで
ふと思い立って、カメラと
小さなショルダーバッグを掛け家を出た。
家から歩いて5分ほどで海に着く。
砂浜がサラサラで、
こんなに綺麗な海が見えるなんて
最高の場所だなぁ…
やっぱりこの家に決めて良かったなと
心底思った。
サンダルを脱ぎ捨て
波打ち際まで走って
足首まで海に浸かる。
まだ6月だから冷たいけれど
ここに居れば何もかも忘れられる
そんな気がしていた…
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