爽やかくんの為せるワザ




「羽水モテてそうだな〜」


「お、足立も分かる?めっちゃモテてたよこいつ」


「藍くん話しやすいし、中学だとそれポイント高いよね」





うんうんと頷く桃ちゃんと、へぇーと相槌を打つ沙羅ちゃん。



やっぱりそうだよね。

藍くんはどの時代も人気者だ。





「あ、そういえば花恋もいるよ」


「え!?花恋ちゃん!?」





タイミング良くトイレから戻って来た敬吾くんが桃ちゃんの発言に食い付いた。


藍くんのベッドに飛び乗り、カツくんの肩越しに卒アルを覗き込む。





「どれどれ!?」


「必死だなお前。ほらここだぞ」


「……うわー!!可愛過ぎる!!」




耳元で叫ばれたカツくんは「うるせぇ!」と敬吾くんを引き離した。



花恋ちゃんは綺麗な髪を2つに結んでいて、
前髪は今と違って長く、横に流していた。



ほんとに可愛過ぎる。


レベルが違うような、芸能人みたいな可愛さ。



……ミスコン1位になれちゃう実力の持ち主って感じだ(?)




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